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U-NEXTにて「ひとよ」を見ました。
白石和彌監督作品。
原作・桑原裕子
出演(主要キャスト)
「あらすじ」
夫の暴力から幼い3人の子供を守るために、タクシー会社を営む稲村家の母・こはる(田中裕子)は夫を殺害し、こはるは15年の懲役が確定する。
その後、こはるの親戚がタクシー会社と子供たちの面倒を見てくれることになり、三兄弟はその場所で生活することになるが、他者の冷たい仕打ちなど苦難の日々が続く。
(その後タクシー会社は社名を稲村タクシーから稲丸タクシーに変更する。)
15年後・・・
幼いかった子供たちはそれなりに成人して、長男・大樹(鈴木亮平)は中小企業の役員、長女・園子(松岡茉優)は地元飲み屋のホステス、次男・雄二(佐藤健)はフリーのライター業をしている。
稲丸タクシーには新人社員・堂下道生(佐々木蔵之介)が転職してくる。
道生には17歳の息子がいるが、一緒に暮らしてはいない。
そして、こはるが3人のもとに帰ってくる・・・と、こんなかんじです。
この映画の原作は舞台作品で、もとは戯曲です。
原作者の桑原裕子さんは女優で作家で劇団員です。
原作を読んでいないので、わかりませんが、多分、
どうやら、多分ですが、稲村家と堂下家ともに
親が子供のためにやっていること、やったことが、必ずしも子供の幸せにつながらない
というか、親子間の無理解というかそんなことが根底にあるのだと思います。
子供たちは「自分がこうなったのはおまえ(親)のせいだ!などと言いつつも、心の奥では
親に何かを求めているというか・・・
自分は子育ての経験も無いし、「子を思う親の気持ち」みたいなものもわからないのですが、
佐々木蔵之介さん演じる堂下道生の苦悩や絶望みたいなものを感じ、田中裕子さん演じる稲村こはるは無力ながらも、子供の健やかな成長を願う母親象みたいなものを感じました。
ただ、正直煮え切らない部分もあり、
すごく偉そうなことをいうと、「号泣するはずのシーンで号泣できない」といいますか・・・
また主演佐藤健さんなのですが、うまくいえないのですが・・・
主演が主演として成立してない感があり、佐藤健だから主演になりました感があるきがしました。
主要キャスト5人のそれぞれの絶望や苦難や他者に対する思いなどを
2時間の尺に収めるのは、なかなか難しいのだとおもいます。
そしてしれっとリンクをはっておきます。
松岡茉優さんは可愛かった。
田中裕子さんは昔と変わらない。
佐藤健さんはイケメン。
鈴木亮平さんはどもりの兄をえんじつつも目がするどかった。